FXでメンタルを安定させる方法を解説【メンタルがすべて】

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最終更新日 2024年5月4日

FXは手法や優位性、トレードスタイルなど、勝つためにはさまざまなことが必要である。

優位性がある手法でなければ長期的に勝つことは難しく、トレードスタイルを持っていなければポジポジ病になったり、根拠のないトレードを繰り返すことになる。

では、優位性のある手法とトレードスタイルさえ持てば勝てるようになるのかと言えば、そうではない。

FXで勝つためにはチャート分析やテクニカル手法が大切なのはもちろんだが、それ以上にメンタルを安定させることが大事だからである。

今回のコラムでは、FXでメンタルを安定させる方法を解説していく。

 

FXでメンタルを安定させる方法

FXでは1回1回のトレードの結果に一喜一憂していると、チャートを見る目が曇り、トレードに大きく影響してしまう。

さらに、その悪影響は自分でも気づかないことが多く、自分ではいつも通りのトレードをしているつもりでも、実際にはルールを破ったトレードをしていることも少なくない。

つまり、FXではメンタルのブレが致命的な欠点になってしまうのだ。

では、どうすればFXでメンタルを安定させることができるのか。

具体的には、以下ような方法が効果的である。

  • 自分のトレードスタイルを持つこと
  • デモトレードでトレードに慣れる
  • 勝てるようになってからリアルトレードをする
  • 時間軸を短くする
  • 必要以上にチャートを見ない

詳しく解説していく。

 

自分のトレードスタイルを持つこと

FXでメンタルを安定させるには、まず自分に合ったトレードスタイルを持つ必要がある。

トレードスタイルについては、以下の記事で詳しく解説しているので読んでもらいたい。

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FXでメンタルが乱れる原因は、一貫性のないトレードを繰り返していることによる。

一貫性のないトレードだと、常に「ここは入るべきか?」「もう損切りするべきか?」「いつトレードするべきべきか?」と悩んでしまうだろう。

そうした思考のブレがメンタルにまで影響し、損小利大のトレードになってしまったり、ポジポジ病などの原因にもつながっていく。

ポジポジ病については、以下のコラムで解説しているので読んでもらいたい。

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自分のトレードスタイルを持っていれば、エントリーするポイントや損切りをするタイミングがハッキリしているため、一貫性のあるトレードができる。

一貫性のあるトレードは思考や意志の力をあまり必要としないので、メンタルがブレることもない。

FXをやっていてメンタルが安定しない人は、自分に合ったトレードスタイルを持つことからはじめてみよう。

 

余剰資金でトレードに慣れる

FXでメンタルが乱れがちな人は、そもそもトレードに慣れていない人が多い

FXでは勝ち負けで数千円~数万円のお金が減ったり増えたりするが、FXでメンタルが乱れるのは言うまでもなく、トレードによって大事なお金が減ったり増えたりするからである。

人間には損失回避性という心理があり、お金を失うことは同じ金額のお金を手に入れる喜びよりも強い痛みを感じる。

このことについては以下の記事で詳しく解説しているので読んでもらいたい。

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そのため、FXでメンタルを安定させるためには、トレードに慣れる必要がある。

それはつまり、お金を失うことに慣れるという意味である。

トレードに慣れる=お金を失うことに慣れる。

だが、お金を失うことに慣れろというのは、よほどお金に執着がない人でもない限りは難しいだろう。

だからこそ、FXは余剰資金でやることが大事である。

余剰資金とは、最悪の場合は失ってもいいお金、なくなっても生活するのに何も支障がないお金のこと。

余剰資金=なくなっても生活には何も影響しないお金。

絶対に余剰資金でしかやるなとは言わないが、結局のところ、FXでメンタルが安定しないのは、なくなったら困るお金でやっていることが大きな原因である。

 

勝てるようになってからリアルトレードをする

言うまでもないことだが、FXはまずデモトレードで安定的に勝てるようになってからリアルトレードをするのが基本である。

そして、ポジポジ病と損失回避性のふたつはデモトレードの段階で克服すべきだ。

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ポジポジ病はFXでメンタルが安定していない状態であり、損失回避性もメンタルの問題と言える。

メンタルが安定していないとポジポジ病と損失回避性になるが、ポジポジ病と損失回避性だからメンタルが安定しないのもある。

安定したメンタルでFXをやりたいなら、最低でもデモトレードで1ヶ月プラスの損益にできてからリアルトレードをしよう。

その場合も、きちんと手法や戦略に再現性があり、一貫性のあるトレードをし続けた結果、プラスになった場合のみデモトレードを卒業することだ。

デモトレードでもたくさんの経験を積むことで、通貨の特性だったり相場を見る目などを鍛えることができ、メンタルも少しずつ強くなっていく。

大した確信もなく、根拠も薄く、手法やルールが確立されていない状態でリアルトレードをするからこそ、メンタルをやられてしまうのである。

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時間軸を短くする

FXでメンタルを安定させたいなら、時間軸を短くするのがおすすめである。

たとえば、FXトレードには主に4つの時間軸がある。

  • 中長期=1ヶ月~数年
  • スイング=数日~数週間
  • デイトレード=1日で手じまい
  • スキャルピング=数秒でのトレード

この中で一番メンタルの負担が少ないのは、スキャルピングでのトレードだ。

なぜなら、スキャルピングは数秒~数分で決済するため、その数分以外はポジションを持っていないので精神的な負担がない。

一方、デイトレードは数時間前後ポジションを持っているため、その間は値動きやお金の増減でメンタルがゴリゴリ削られる。

  • スキャルピング⇒数秒~数分で決済するので精神的な負担が少ない。
  • デイトレード⇒数時間ポジションを持つので、値動きで精神的に削られる。

デイトレードはそれなりに経験を積み、精神的にも慣れてきた人におすすめの時間軸である。

FXでメンタルが安定しない人は、まずはスキャルピングでトレードに慣れることからはじめ、ちょっとやそっとでは動揺しないメンタルの強さを身につけよう。

 

必要以上にチャートを見ない

FXでメンタルが乱れる要因のひとつに、必要以上にチャートを見すぎているという問題がある。

チャートを見なければエントリーチャンスもわからないため、チャートを見るのは当たり前と思うかもしれないだろう。

だが、常にチャートを見ているとポジポジ病になる可能性が高く、余計なトレードをすることにもつながる。

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何度も言うが、ポジポジ病になるのはメンタルが乱れているからであり、メンタルが乱れているからポジポジ病にもなりやすくなる。

ずっとチャートを見ていると、本当はチャンスではないところもチャンスに見えてきたり、利益を逃したくないからといつもとは甘い条件でエントリーしがちである。

そうした状態はメンタルが乱れていることに自分では気づいていないため、改善するのも難しい。

そのため、はじめからチャートを見る時間帯を決めてしまうのがいいだろう。

 

まとめ

FXをやる人の目的は「お金を稼ぐこと」である。

だが、FXでお金を稼ごうと思えば思うほど、1回1回のトレードでメンタルは乱れ、気づけば適当なトレードを繰り返すようになる。

FXにおいてメンタルを安定させるのは何よりも重要だ。

メンタルを安定させてトレードするには、自分に合ったトレードスタイルや手法、戦略といったものが必要であり、デモトレードでの経験も活きてくる。

FXでメンタルが乱れがちな人は、以下の方法をぜひ試してもらいたい。

  • 自分のトレードスタイルを持つこと
  • デモトレードでトレードに慣れる
  • 勝てるようになってからリアルトレードをする
  • 時間軸を短くする
  • 必要以上にチャートを見ない

FXは感情的になると絶対に勝てないゲームなので、トレードスキルのひとつとしてメンタルを安定させる方法を身につけておこう。

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