最終更新日 2025年8月21日
どーも、FX専業トレーダーのねむおです(˘ω˘)
FXを始めたばかりの頃、私はとにかく「勝てる方法」を探して、本やネットの情報をむさぼるように読み漁っていました。
だけど、知識を詰め込めば詰め込むほど、かえって頭が混乱していく。

そんな迷走の中でも、今でも読み返すほど役立った本が、いくつかあります。
テクニックよりも、考え方。
勝ち方よりも、負けないための土台。
それらの本は、私のトレードを根本から支えてくれた、いわば「トレードの先生」とも言える存在です(`・ω・´)
この記事では、初心者~中級者の壁を越えるために本当に役立ったFX本10冊を厳選して紹介します。
ネットの情報だけでは得られない、深い気づきがきっと見つかるはずなので、ぜひ読んでみてください\(^o^)/
目次
- 1 FX本って意味あるの?ネットと何が違うの?
- 2 FX初心者が読むべき本の選び方【失敗談あり】
- 3 FX歴7年の私が選ぶ“本当に役立ったFX本”10選
- 3.1 トレーダーのメンタルエッジ/ジェイソン・ウィリアムズ
- 3.2 トレーディングエッジ入門/ボー・ヨーダー
- 3.3 伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術/カーティス・フェイス
- 3.4 市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学/ハワード・マ-クス
- 3.5 まぐれ/ナシーム・ニコラス・タレブ
- 3.6 トレーダーの生理学/ジョン・コーツ
- 3.7 天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す/エドワード・O・ソープ
- 3.8 錯覚の科学/クリストファー チャブリス
- 3.9 ギャンブルトレーダー ポーカーで分かる相場と金融の心理学/アーロン・ブラウン
- 3.10 世界最強のエコノミストが教える お金を増やす一番知的なやり方/ジョン・ケイ
- 4 本を読んでも勝てない人が陥りがちな落とし穴
- 5 【ステップ別】FXの勉強におすすめの本まとめ
- 6 まとめ|本はトレードのブレを正してくれる先生だった
FX本って意味あるの?ネットと何が違うの?
よく「FXで勝ちたいなら本を読むのは無駄」「実践で知識や経験を養うしかない」と言われます。
個人的にはそれに同意見で、「チャートがわかる本」だとか「チャート分析の基本」とか言った本は読む価値がないと思ってますヾ(・ω・`)ノ
でも、それは「本を読むことに意味がない」のではなく、「読む本が悪い」というだけの話。

ネットの情報はバイアスやノイズが多いですが、本はノイズが少なく、本質的な部分について書かれているので、客観的な視点から学ぶことができるのです<(`ヮ´* )/
実際、ねむおも勝てない時期に助けられたのは、SNSでもネットでもなく「本」でした。
相場は人間の心理で動いていて、トレードにも人間の感情が大きく関係しているので、その辺を学べる本を読むことで、FXに生かすことができます(・∀・)
FX初心者が読むべき本の選び方【失敗談あり】
本屋に行ってFXの本棚を見るとわかるように、今ではFXに関する本が大量にあります。
そうした中でありがちなミスが、テクニカルに関する本ばかり読んだり、自分のトレードスタイルとは違う本を読んだりすることヾ(・ω・`)ノ

さらに、ネットやSNSで販売されている高額な情報商材にウン十万円つぎ込みましたが、どれも本質的な部分については触れていなく、ほとんどムダと言っても過言ではないものばかりでした(´・ω・`)
FXの本を読むときに大事なのは、しっかり自分のトレードに反映したり、検証したりして実践に役立つこと。
つまり、トレードの心理やメンタル管理、投資やFXについての考え方を刷新してくれるような本を読むべきだと、ねむおは思ってます(・∀・)
これから紹介していく本は、まさにそうした部分に焦点を当てた本ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください\(^o^)/
FX歴7年の私が選ぶ“本当に役立ったFX本”10選
ここからは、FX歴7年、専業トレーダー5年のねむおが、本当に役立ったFX本を10冊紹介していきます(`・ω・´)
どの本もねむおのトレードを支えてくれた本で、今でもたまに読み返しているほどです!
✅トレーダーのメンタルエッジ/ジェイソン・ウィリアムズ
✅トレーディングエッジ入門/ボー・ヨーダー
✅伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術/カーティス・フェイス
✅市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学/ハワード・マ-クス
✅まぐれ/ナシーム・ニコラス・タレブ
✅トレーダーの生理学/ジョン・コーツ
✅天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す/エドワード・O・ソープ
✅錯覚の科学/クリストファー チャブリス
✅ギャンブルトレーダー ポーカーで分かる相場と金融の心理学/アーロン・ブラウン
✅世界最強のエコノミストが教える お金を増やす一番知的なやり方/ジョン・ケイ
簡単な内容と一緒に、どんな人におすすめかも紹介していくので、参考にしてみてください\(^o^)/
トレーダーのメンタルエッジ/ジェイソン・ウィリアムズ
まず1冊目は、ジェイソン・ウィリアムズの「トレーダーのメンタルエッジ」。
この本からは、自分の性格タイプとトレードの傾向が密接に関係していると知って衝撃を受けました。

以降、トレード前に思考をリセットする習慣がつき、メンタル管理は手法と同じくらい大事だと実感しました。
この本では、人間の思考や感情、実際の行動などから自分に合ったトレード方法を見つけるきっかけが得られます\(^o^)/
✅感情に振り回されて、エントリーや損切りがブレる人におすすめ
トレーディングエッジ入門/ボー・ヨーダー
2冊目は、ボー・ヨーダーの「トレーディングエッジ入門」。
「優位性」という言葉の本当の意味を理解できたのはこの本がきっかけ。
単なる勝率が高い手法ではなく、再現性のある小さなズレを狙い続けることだと学んだ一冊。

この本は、利益を増やしてドローダウンを減らしたり、エントリーポイントの正確なタイミングなどを学べ、中級者への橋渡しになる本です。
✅優位性って何?と悩んでる中級トレーダーにぴったり
伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術/カーティス・フェイス
3冊目は、カーティス・フェイスの「伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術」です。
勝っている人は“感情”ではなく“ルール”で動いている。それをリアルに感じた一冊。

インターネットで誰でもリアルタイムで取引できる現代の環境では、タートルズの手法に優位性はありませんが、それでもトレードのヒントになる情報がたくさんある有益な本です。
裁量派こそ読むべき本だと思ってます(`・ω・´)
✅ルールベースの手法を信じ切れずに迷ってる人におすすめ
市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学/ハワード・マ-クス

4冊目は、ハワード・マークスの「市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学」。
マーケットには“熱狂”と“恐怖”の波があり、それを読むことこそ本質。その考えに目が覚める本。

個人的にも、この本は投資やFXに対する考え方を大きく変えてくれた本です。
投資をする上でのサイクルの重要性が学べ、それはFXのチャート分析にも役立つ内容となってます<(`ヮ´* )/
✅マーケット全体のうねりを読めるようになりたい人に
まぐれ/ナシーム・ニコラス・タレブ
5冊目は、ナシーム・ニコラス・タレブの「まぐれ」。
勝っても、それは本当に実力なのか?そう問いかけてくる哲学的な一冊ヾ(・ω・`)ノ

以後、“たまたま勝った”を自覚して謙虚に記録・検証を重ねるようになり、運ではなく本当のトレードスキルを身につけるきっかけとなりました(`・ω・´)
不確実性の伴う相場に足を踏み入れるなら必ず読んでおきたい本です。
✅勝ったのは実力か運かを冷静に考えたいすべてのトレーダーに
トレーダーの生理学/ジョン・コーツ
6冊目はジョン・コーツの「トレーダーの生理学」。
トレード中の身体反応(心拍・ホルモンなど)が、どれだけ判断に影響するかを知り、ゾッとした一冊ですヾ(・ω・`)ノ

今はトレード中の自分の心拍にも注目し、常に平常心かどうかを観察してます(`・ω・´)
トレードでの感情の動きをコントロールしたい人におすすめの1冊。
✅心拍・ホルモン・脳の働きなど、トレード中の身体の反応を知りたい人へ
天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す/エドワード・O・ソープ
7冊目は、エドワード・O・ソープの「天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す」。
この本もねむおのお気に入りで、確率論と統計で市場を攻略した実話にワクワクしっぱなしでした。

勝率やリスクリワードの“偏り”を信じて淡々とやる力をくれた本です。
金融業界や人生の成功について知りたい人にも刺激を与えてくれる本で、単純に読み物として楽しめます\(^o^)/
✅確率とロジックで勝ち続けるトレーダー像を学びたい人におすすめ
錯覚の科学/クリストファー チャブリス
8冊目は、クリストファー チャブリスの「錯覚の科学」。
「人間の注意は驚くほど偏っている」。この事実を突きつけられ、トレード中の思い込みがいかに多いかを自覚した一冊。

以降、「見えてないかもしれない」前提でチャートを見るようになり、チャンスを的確にとらえられるになりました。
心理学や脳の錯覚について学ぶことで、チャートを見る目やトレードするときの感情などに生かすことができるのでおすすめ。
✅人間の認知のズレが、どう意思決定を狂わせるか知りたい人に
ギャンブルトレーダー ポーカーで分かる相場と金融の心理学/アーロン・ブラウン
9冊目は、アーロン・ブラウンの「ギャンブルトレーダー ポーカーで分かる相場と金融の心理学」。
トレードを「ギャンブル=統計的ゲーム」として捉える視点が新鮮だった本です。
ねむおは“リスク=悪”と捉えていましたが、この本でリスクは管理・利用するものだとわかり、怖さが減りました。

少し難しい内容ですが、じっくり読むことでトレーダーとしての教訓が学べる1冊です。
✅ポーカー思考でリスクと確率を捉え直したいトレーダーに
世界最強のエコノミストが教える お金を増やす一番知的なやり方/ジョン・ケイ
最後10冊目は、ジョン・ケイの「世界最強のエコノミストが教える お金を増やす一番知的なやり方」。
「見えるものしか見ない」投資家が多すぎる。その警鐘にハッとさせられた本です。

ほかにも、逆張りは悪いことではないという教えがFXにも応用できます。
視野を広げて、チャートの“裏側”を想像する力が養われた一冊。
✅「投資=ギャンブル」に感じている人の思考を根本から変えたい人に
本を読んでも勝てない人が陥りがちな落とし穴
本は読むだけでは意味がなく、しっかり自分のトレードにアウトプットする必要があります。
とくに、読んで真似することがアウトプットだと思っている人がいますが、大事なのは本の内容を検証・実践すること。
実際、FXのテクニカル本の9割ぐらいは優位性もなんもない手法が書かれていて、少し検証すれば勝てないことがわかるものばかりヾ(・ω・`)ノ

たとえば、トレードのエッジ(優位性)の考え方の本を読んだ後は、過去チャートで自分の手法を検証し、本の内容が本当なのかどうかを検証する。
本に書いてある手法を真似しても勝てないのは、手法を検証しないと自分のモノにできず、中途半端なトレードになってしまうから。
本を読んでインプットだけで満足するのではなく、疑いの目を持って自分の手で検証して、はじめて本は自分の血肉となるのです\(^o^)/
【ステップ別】FXの勉強におすすめの本まとめ
FXの本はたくさんあるため、読むときは自分のトレードスキルと本の内容が合致しているかが大事。
ねむお的に、以下のような感じで本を選んでおけば、後悔することはないと思います\(^o^)/
ステージ | 状態 | 読むべき本のタイプ |
---|---|---|
超初心者 | 口座開設前・用語も不安 | 基礎知識系の本 |
初心者 | デモや少額取引を始めた | トレードの型を学べる本 |
中級者 | 負けが減らない/伸び悩む | メンタル・優位性を学べる本 |
上級者 | もっとロットを上げたい/専業トレーダー | トレーダーの心理を学べる本 |
そして、お気に入りの本を見つけたら、1回だけでなく何度も何度も読み返すこと。
2回目に読むときは1回目では気づかなかった点に気づき、3回目は著者の考えがもっとわかるようになります。

知識は1日で身につくものではないので、正しいトレードの考え方を身につけるためにも、自分のトレードスキルに合った本を何度読んでみましょう\(^o^)/
まとめ|本はトレードのブレを正してくれる先生だった
この記事で紹介した本は本当に学びが多く、FXだけでなく人生にも役立つ内容がたくさん書かれています。
もちろん、本を読んだだけでFXは勝てるものではありませんが、本の内容を吸収し、自分の頭で考えれば必ずトレードスキルは上がるはずヾ(・ω・`)ノ

自分の“負け癖”や“迷い”を正してくれる本に出会えると、今までと違う姿勢でFXに取り組めます。
FXでうまくいっていない人、トレードスキルを上げたい人、相場や金融についての知識を深めたい人は、ぜひ紹介した本を読んでみてください\(^o^)/