最終更新日 2025年8月11日
FXで安定して勝ち続けたいなら、「損切りのルール」は絶対に避けて通れません。
どーも、FX専業トレーダーのねむおです(˘ω˘)
私も昔は「どこで損切りすればいいの?」「また狩られた…」「結局戻るんじゃ?」と迷いまくり、感情に振り回されて資金を溶かしていました(´・ω・`)

この記事では、そんな私が7年かけてたどり着いた“損切りルールの本質”を、実体験ベースでお伝えします。
この記事を読めば、感情に左右されない損切りができるようになるはずですヾ(・ω・`)ノ
目次
なぜ損切りルールが必要なのか?
損切りはFXをやる上で基本中の基本。
FXを始めてお金を失って退場していく人たちのほとんどは、損切りを設定せずに大きな損失を被った人たちですヾ(・ω・`)ノ
損切りは自分のお金を守る行為で、FXで生き残るためには損切りのルールが不可欠。

感情トレードが一番の敵
いきなりですが、FXで一番の敵って何だと思いますか?
大口のトレーダー?機関投資家?それとも大衆心理?どれも違いますヾ(・ω・`)ノ
FXでの最大の敵は、自分の感情です(`・ω・´)

たとえ優位性のある手法を使っていても、損切りのルールを破った感情的なトレードをしていれば、長期的にお金はどんどんなくなっていきます(´・ω・`)
エントリ―してからすぐ逆行したとき、「はぁ( ゚д゚)?ふざけんな」「すぐ戻るだろ」とか思って損切りをしない人もいますが、それこそFXで大負けする典型的なパターン。

損切りルールがないと「戻るかも」と損失を拡大させ、どこまでも引っ張ってしまうか感情的なトレードになりがち。
そうした感情的なトレードを防ぐためにも、損切りのルールは絶対に必要なのですヾ(・ω・`)ノ
ルールがないと、いつか必ず資金が尽きる
損切りは自分のトレードルールに基づいてするもので、損切りするべきタイミングが来た場合はすみやかに実行する。
ほかの人がSNSで「これから上がる」と言っていても、自分のトレードルールの損切りラインが来たらすぐに損切りする。
これができないと、いつか必ず痛い目を見ます。

仮に損切りした後に思っていた方向に動いたとしても、それは結果論に過ぎません。
損切りせずに助かったパターンと、損切りせずに大損失を喰らうパターンを検証すれば、おそらく後者のほうが確率的には低くなるハズ。

でも、だからといって「損切りしなければ勝てる」というワケではなく、コツコツドカンを繰り返していれば証拠金は一向に増えません。
ねむおの経験的に、FXは小さな勝ちを積み重ねることよりも、大損失をいかに回避するかのほうがよっぽど重要ですヾ(・ω・`)ノ
私が昔やっていた“ダメな損切り”の例
ねむおは今でこそ損切りできないなんてことはなくなりましたが、初心者の頃はダメな損切りでたくさん失敗してきました(´・ω・`)
損切りはただすればいいワケではなく、ちゃんと意味のある損切りをすることが大事。

pips固定損切り(例:20pipsで切る)
ねむおがよくやっていたのは、pips固定での損切り。
たとえば、エントリーして10pipsで損切り、20pipsで利確するみたいなトレード。

pipsを固定して損切りするのはリスクリワードが良く、トレード的にも悪くないように思えますが、本来損切りは相場の状況でおこなうもの。
たとえば、エントリーしてすぐ逆行してしまうのは、すでに伸びているところで入っているからで、そうした場面で固定pipsの損切りにすると損切り貧乏になりますヾ(・ω・`)ノ
固定pipsはあまり深く考えなくていいので楽ですが、肝心の相場の流れを考慮しないので、損切り貧乏になりやすいという欠点があるのです。


結果、長期的に見ると損切り貧乏で収支は若干のプラス、時給換算で100円みたいな感じに(´・ω・`)
固定pipsでの損切りが活きる場面もありますが、基本は相場の流れに合わせた損切りをするのがおすすめです。
損切りを伸ばしてナンピン
ナンピンも、ねむおが初心者だった頃はよくやっていました。
結論から言うと、損切りを伸ばしてのナンピンは絶対にやめたほうがいいということ(´・ω・`)
なぜなら、無計画なナンピンは感情的なもので、助かる経験よりも大損失を喰らって退場する可能性のほうが高いから。

エントリーするときに、「ここは逆行する可能性が高いからナンピンも視野に入れて、ロットを低くして入ろう」と思いながらナンピンするのは全然OK。

でも、ナンピンなんて考えずに損切りするハズだった場所で、「いや、ここは戻るからナンピンしよ」みたいな考えでナンピンすると、一瞬で証拠金が消えていきます(´・ω・`)
ねむおがやらかしたのも無計画なナンピンで、損切りする予定のトレードなのに、アレコレ言い訳を考えて「ナンピンすればすぐ戻るしょ!」とワケのわからん行動をしました。
結果、1回のトレードで証拠金の半分を減らし、専業になるまでナンピンは封印することに(´・ω・`)
指値・逆指値なしの「成行手動損切り」
損切りをするときは、ほとんどの人は手動でやってると思いますが、手動はスキャ以外はおすすめしません。
というのも、デイトレなどで手動の損切りだと、常にチャートを気にしていたり、突発的な外的要因に対処しづらいです。
また、スキャと比べてデイトレやスイングのほうが1回の損失が大きいので損切りがしづらく、結局塩漬けにしてしまう人が多いのも難点(´・ω・`)

一番大きな失敗は、外的要因で50pipsぐらい動いたときに、損切りを設定していなかったので大損失を喰らったことヾ(・ω・`)ノ

今だとトランプさんの発言で大きく動いたりするので、こうした相場で損切りを設定せずに長い時間ポジションを持つのは危険です。
対処法としては、エントリーしたら指値と逆指値で利確と損切りを設定してしまうこと。
スキャなら手動でも問題ありませんが、長い時間軸で損切りを設定しないと、ねむおみたいにいつか大損失を喰らいます(´;ω;`)
損切りルールを作るための3つのステップ
FXにおいて損切りの重要性がわかってきたところで、損切りのルールはどうやって作るべきなのか。
損切りのポイントは人それぞれ違っても、損切りルールの決め方は大体マニュアル化できます<(`ヮ´* )/

①エントリー前に「損切り位置」を決める
ねむおは、必ずエントリー前に損切り位置を決めてから入ります。
そして、損切りの値幅が大きいときはすぐ逆指値でロスカットを設定し、損切りが小さいときは決済するまでチャートをガン見(`・ω・´)

たまにプライスアクションで損切りするという人もいますが、ねむおの場合は感情が邪魔をしてうまくいきませんでした(´・ω・`)
損切り位置を決めていないと「やっぱりこっちで反応しそうだから、こっちで損切りするか」みたいに、ズルズル損切り位置がずれていきます。
損切りのルールは絶対的なものでないといけないので、損切りの位置はエントリー前に決めるのがおすすめです。
②ロット管理とセットで損失額を固定する
損切りで大事なのは、損切りする位置だけでなく、損切りしたときにどれくらい失うのか。
損切りのルールを決めるときは、自分が1回の負けで許容できる損失額を必ず把握しておくこと(`・ω・´)
たとえば、「1回の負け=資金の2%」など、金額で許容できる範囲に設定することで、負けが致命傷になることは絶対にありえません。

たとえば、証拠金に対する比率を4%に設定した場合、証拠金が100万円あるなら、最大損失が4万円になるようにロットを調整。

この方法だと証拠金の額によってロットを調整していくため、1回1回のトレードに一貫性ができ、安定したトレードができます<(`ヮ´* )/
最大損失の比率は自分で好きに決めて問題ありませんが、大体4%~7%ぐらいがおすすめ。
自分が許容できる最大損失を知ることは、損切りのルールを決めるのに最重要項目なので、必ず把握しておきましょう\(^o^)/
③ 感情でルールを変えない“自動化”を意識する
たとえ損切りの位置や最大損失を決めても、そのルールを守れなければ意味がありませんヾ(・ω・`)ノ
そこで、OCOや逆指値の出番(・∀・)
OCOは、あらかじめ利確と損切のラインを決めておく設定のことで、逆指値は損切りのラインだけを設定するときに使います。

ハイ、初心者の頃のねむおです(´・ω・`)
これは「損失回避性」と呼ばれる人間の心理で、トレードでは損失回避性が働くことで、損小利大ではなく損大利小のトレードになってしまいます。
損失回避性については、以下の記事で詳しく解説しているので読んでみてください。
エントリーした瞬間にOCOや逆指値を設定しておけば、自分の意思の力とは関係なく決済されるため、サルでも損切りできます(・∀・)
今まで何度も損切りラインを変えたり、損切りできずにズルズル損失を膨らませた経験がある人は、ぜひ損切りのルールにぜひOCOや逆指値を検討してみてください!
ねむお流・損切りルールの例と根拠
「どういうときに損切りすべきか」は、人によって答えが異なるのでなかなか難しい問題です。
でもねむおは、損切りのルール自体はそれほど難しいものではなく、根底にある”損切りの本質”みたいなものは大体共通していると思ってますヾ(・ω・`)ノ

損切りの基本は「前の足の高値・安値」
損切りに関しては、ねむおはとにかく「損失は最小限」と意識してます。
なので、損切りの基本はエントリーした前足の高値・安値です。
たとえば、ロングしたなら前足の安値、ショートしたなら前足の高値が損切り位置。

よほどボラが高いときでもなければ、エントリーの前足だと大体5pip以内の損切りになります。
ボラが低いときなら2pipとかなので、そういうときはロットを上げて最大損失を調整していく感じです(・∀・)

素早く損切りすることで、自然とリスクリワードが良いトレードもできるので、損失はとにかく最小限を意識してトレードしてます<(`ヮ´* )/
チャートパターンごとの損切り位置
損失は最小限を意識すると同時に、ねむおが損切りでとくに注視しているのは、エントリーの根拠が崩れる場所です。
トレードをするときは、自分のトレードスタイルやルールに従ってエントリーするのが基本ですが、そのエントリーの根拠が崩れたときこそ損切りするべきタイミング<(`ヮ´* )/
たとえば、エントリーする根拠には大まかに以下のようなものがあります。
- ロウソク足
- 移動平均線
- ダウ理論
- 水平線
- トレンドライン
- チャネルライン
- フィボナッチ
- MACD…etc
ほかにも、時間帯や通貨の相関関係、ボラティリティなど挙げればキリがありませんが、多くの人は上記のいずれかをエントリーの根拠に使ってるハズ。
たとえば、移動平均線を例にすると、ロングする場合はレートが移動平均線の上に抜けたとき、この場合の損切りは移動平均線を下抜けしたとき。

ダウ理論でエントリーする場合は、ロングするときは高値越え、損切りは安値割れです。

レンジブレイクでエントリーするときも、損切りはブレイクが失敗したとき、つまり「ブレイク」という根拠が崩れたとき。

何を根拠にエントリーするかは人それぞれ違いますが、損切りのラインはその根拠が崩れた場所なのはどの手法も変わりません。
移動平均線の上抜けでエントリーしたのに、下抜けしてもそのままポジションを持っているのはエントリー根拠とは矛盾してますヾ(・ω・`)ノ

「〇〇pipsの逆行で損切り」よりも“相場構造”で判断する
ねむおは常に「今がどういう相場なのか?」を考えながら、チャートを見てます。
チャート分析で見ているのはロウソク足と水平線ぐらいで、ほかはインジケーターなどまったく使ってません。
とくに水平線は相場構造を判断するのに効果的で、デイトレやスイングなど長い時間軸でトレードするなら必須<(`ヮ´* )/

俗に言う、ネックラインというやつです(・∀・)
ネックラインも人によって意味が変わると思いますが、ねむおは「相場の転換となるライン」と認識してますヾ(・ω・`)ノ

ネックラインはチャートや相場の状況を一変させる力があるラインなので、節目になったり、反発されたりしやすいラインです。
〇〇pips逆行したら損切りというスタイルでは、相場の構造を無視しているので、損切り貧乏になりやすいのは先述したとおり(´・ω・`)
水平線で相場の構造を把握し、重要なネックラインを割ったとき、すべてのエントリーの根拠が崩れるので損切りです。
損切りができない人にありがちな5つのNG行動
損切りができない人は、大体みんな同じような考えと思考を持ってます。
実際、ねむおもまさにソレで、「そりゃ損切りできないよな…」と思うようなものばかりヾ(・ω・`)ノ
以下の項目に当てはまる人は要注意です!
① 含み損を「戻るまで耐えよう」と握ってしまう
損切りをしていれば、損失を最小限に抑えることができます。
負けたときの損失分は勝ちトレードの利益で取り返していけばいいだけの話。
でも、損切りができない人は、1回1回のトレードでたなければいけないという思い込みが強いですヾ(・ω・`)ノ

損切りは「もしかしたら…」ではなく、とにかく機械的におこなうもの。
損切りするときに希望を抱くのは、大損失の典型的なパターンです(´・ω・`)
② ロットを上げすぎて損切りに耐えられない
証拠金に適正なロットを超えてエントリーしたとき、損失額が大きくなりすぎて損切りできないパターンもあります。
ねむおも負けた後に取り返そうとしてロットを上げた挙句、損失額が許容額を超えて損切りできなくなったことがありますヾ(・ω・`)ノ
とはいっても、結局はいつかは損切しないといけないので、本当の損切りポイントから15pipほどズレたところで損切りして、1週間分の利益を吹き飛ばすことに(´・ω・`)

ロットを上げるにしても、必ず自分の許容できる最大損失の範囲内で上げるのが基本です。
③ 「勝率」にこだわりすぎる
損切りをする上で何よりも大切なのは、ちゃんと負けを受け入れること。
損切りができない人は、結局のところ、負けを認められない人(´・ω・`)
もしくは、「一度反対方向へ動いてから思惑どおりに動くんだ」「少し焦ってエントリーしただけだから大丈夫」と思ってたりします(´・ω・`)

ねむおも、勝率にこだわりすぎて損切りができないメンタルになっていきました。
意識すべきは勝率ではなく、「長期的に資金が増えるかどうか」です。
④ チャートを見ながら損切り位置を変える
損切りはエントリー前に決まっているのが基本ですが、チャートを見ながら損切り位置を変えるのはご法度ヾ(・ω・`)ノ
プライスアクションでトレードしている人にありがちですが、チャートを見ていると「インジケーターがどうたら~」みたいに考えて、損切り位置がどんどん変わっていきます。
でもこれも自己正当化の罠で、大体は自分に都合のいいようにチャートを見た後づけの根拠なので、間違っていることのほうが多いです(´・ω・`)

損切りできない人というのは、ある意味言い訳を見つけるのがうまい人でもあるので、最初に決めた損切り位置は必ず守ることが大事です。
⑤ エントリーの根拠が曖昧で“どこで負けか”が定まってない
これは初心者にあるあるのミスで、トレードスタイルが明確化していないがために、損切りのラインがいつも曖昧なパターンヾ(・ω・`)ノ
ねむおもトレードスタイルがない頃は、「負けるまで負けじゃねぇ!!」とか意味わからん根拠で損切り拒否してました。

トレードスタイルが明確化して、エントリーの根拠がしっかりあれば、損切りの位置も自動的に決まります。
トレードスタイルの決め方については、以下の記事で詳しく解説しているので、読んでみてください。
よくある損切りの疑問に答えます
知れば知るほどよくわからなくなるのが損切りというもの(( ˘ω ˘ ))

損切り貧乏になるのが怖いんですが…
たぶん、損切りで一番頭を悩ます問題が、損切り貧乏という問題。
損切り貧乏は、小さな損切りを頻繁に繰り返すだけで利益が取れず、結果としてジワジワと資金が減っていくようなトレードのこと。

ねむおは損失は最小限をモットーに、とにかく早く損切りすることを意識していますが、それはなんでもかんでも損切りすればいいってワケではありませんヾ(・ω・`)ノ
小さく切ること自体は正解でも、「エントリーポイントに優位性がないまま、損切りだけ律儀にやっている状態」だと、FXは勝てません。

損切り貧乏になるのが怖いというのは、言い換えるとリスクリワードが悪いポイントでエントリーしてしまっているということ。
リスクリワードが良ければ損切り貧乏になっても、利益で損失額を補えるので問題にはなりません<(`ヮ´* )/
もしそれで利益が追いつかないのであれば、エントリーポイントの見直しが必要です。
逆指値が狩られる気がして怖い…
損切り貧乏と同じく、損切り注文(逆指値)を入れた直後に、そこにぴったり届いて反転していくのが怖いと思う人もいます。
一部では「狩られた」「ストップ狩り」とも言われ、“自分だけ都合よく損切りされている”と心理的トリガーになる現象(´・ω・`)

でも、冷静になってチャートを見ると、別に神様が自分だけにイジワルしているワケではなく、単純に伸びた後にロングしたり、ショートしたりしているだけだったりヾ(・ω・`)ノ

この問題に対処するには、損切りのポイントよりも、できるだけ狩られにくいところで入る工夫が必要。
伸びた後に入るのをやめるだけでも、損切り引っかかる可能性はだいぶ低くなります。
【まとめ】FXは「損切りルール」がある人だけが生き残る
損切りはFXにおいて基本中の基本。
損切りルールはトレードの根拠が崩れた場所や、証拠金に対する比率で決めるのが一般的で、自分で損切りできない人はOCOや逆指値を使うのがおすすめ。
相場に合わせた損切りは、勝てるトレーダーの必須スキルだとねむおは思ってます\(^o^)/
そして、「どう切るか」より「なぜそのルールなのか」が大事なので、損切りもエントリーと同じように根拠を持つこと。
FXの利益は「勝つトレード」より「負けをコントロールすること」から生まれることを覚えておいてください!