【2024年4月15日】ドル高円安の相場はいつまで続くのか?

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最終更新日 2024年4月27日

2024年4月15日のFXチャート分析をしていく。

当記事は、FXチャート分析および、日々のトレード結果について解説しているものです。

決して売買タイミングを指示、または推奨するものではありません。

自身のトレードに応用する場合は、すべてご自身での判断と自己責任でお願いします。

 

売られても買われるドル円

ドル円は相変わらず153円を超えた価格帯に推移している。

4時間足のチャートは以下のとおり。

一度大きく下げたものの、移動平均線で反発し、下ヒゲをつけて再び強く上昇している。

売られてもすぐ買われる相場となっているため、現段階ではデイトレードやスイングでのショートはおすすめではない。

仮に4時間足の短期移動平均線を下抜けした場合は、100pip前後の下落を狙える場面があるかもしれないが、今のチャート状況ではショートはリスクが高い

1時間足のチャートもレートは移動平均線の上に位置し、再び強く上昇する可能性がある。

だが、上が少し厳しい雰囲気もあるため、大きく下げる可能性も考えておこう。

 

ドル高の相場はいつまで続くのか

今の為替相場はドル高一強となっている。

ドルストレートのユーロドルやポンドルは大きく下落しており、通貨的にドルが一番強い状態である。

一方、クロス円は下落からの反発、移動平均線にタッチしている状態で、ここから売られるのか買われるのか様子見といったところ。

ドル高の相場がいつまで続くのかは誰にもわからない。

2024年は米国の利下げが予想されていたが、消費者物価指数の数字が思ったよりも良くなく、インフレが完全には収まっていない。

それどころか、米国のインフレが再び加速されるとも言われており、FRBは利下げができない状態である

ドル高となっているのは米国の金利が上がっているからであり、利下げをおこなわない限りはドル高の相場は続くと考えられる。

日銀も行き過ぎた円安には介入を検討しているようだが、現時点では為替介入以外でドル円が下落する要因は見当たらないだろう。

 

過去の日銀の為替介入

日銀の為替介入は2022年に3回おこなわれている。

まず1回目は2022年の9月22日。約500pip、つまり5円の下落だ。

2回目は2022年10月21日。こちらも約500pip、5円の下落である。

そして3回目は土日を挟んだ3日後の月曜日、2022年10月24日に約400pip、4円の下落だ。

もし仮に今回も日銀の為替介入が来た場合は、同じく4~5円の下落が起きる可能性が高い。

為替介入のタイミングを知るのは不可能だが、いつ来てもいいように心構えはしておこう。

 

エントリーはスキャルピングがおすすめ

ドル円は高値圏で推移しているが、チャート的にはまだまだ上に行きそうな雰囲気がある。

だが、ここから長くロングポジションを持つのはリスクが高く、逆にショートも逆張りとなるのでおすすめではない。

そのため、エントリーするのであればスキャルピングで短く取っていくのがいいだろう。

5分足のチャートを見る限りでは、方向性は上になっているため、ロングを狙えるところがありそうだ。

逆に移動平均線をすべて下抜けした場合も、短くスキャルピングでショートが狙える。

なお、今日は21時30分に小売売上高があるため、日中のボラティリティが低いかもしれない。

波がなければサーフィンができないように、ボラティリティがないとトレードもできないため、大きく動くまでは様子見だ。

 

4月15日の為替ニュースまとめ

4月15日(月)、チェックしておくべき為替ニュースをまとめておく。

  • 「以前は円買いの方が強かったかもしれないが、今はドル高地合いであることや原油高で経済的に一番ダメージを受けるのは円ということで、ドル高が強まりやすい」と指摘。
  • 「ドル買いの相手としての円売りは小休止だが、円売りポジションが積み上がっていることだけが理由で、一番被害を被る可能性がある通貨は買えない」と語った。
  • 12日の海外時間では中東情勢に対する懸念から米国株が下落。米国債は安全資産として買われ、為替市場ではドルと円が逃避需要を集めた。
  • 労働市場が力強いことを踏まえると、連邦準備理事会(FRB)は現時点で利下げを検討すべきではないと述べた。
  • シュミッド総裁は講演で「インフレ率がなお2%を上回り、労働市場が依然としてタイトであることを踏まえると、制約的な金融政策を維持することが適切になる」と述べた。
  • 労働市場は依然として強いとし、インフレ率が目標に戻るには労働市場が弱まる必要があるとの見方を示した。
  • インフレ率を目標とする2%に向かう軌道に乗せるために「行うべきことはまだ多くある」とし、利下げ実施の「緊急性は全くない」と述べた。
  • 「政策は今のところ良好だ。利下げを検討する前に、インフレ率がわれわれの物価安定の定義である2%に向かって低下する軌道にあると完全に確信する必要がある」と指摘。
  • 「われわれのコミットメントは変わらない。可能な限り緩やかに物価安定を回復させ、その軌道に乗っていると完全に確信できるまで政策スタンスを維持する」とした。

 

4月15日の為替相場の経済指標まとめ

4月15日(月)、チェックしておくべき為替相場の経済指標をまとめておく。

時間 指標 重要度
15時30分 米)ローガン:ダラス連銀総裁の発言(投票権なし) ★★
18時00分 欧)鉱工業生産 ★★
20時15分 英)ブリーデンBOE副総裁の発言 ★★
21時前後 米)ゴールドマン・サックス決算 ★★
21時30分 米)小売売上高
小売売上高【除自動車】
米)NY連銀製造業景気指数
米)ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言(投票権あり)
★★★★
23時00分 米)企業在庫
米)NAHB住宅市場指数
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