【2024年4月10日】消費者物価指数とFOMC前のドル円はどうなる?

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最終更新日 2024年4月27日

2024年4月10日のFXチャート分析をしていく。

当記事は、FXチャート分析および、日々のトレード結果について解説しているものです。

決して売買タイミングを指示、または推奨するものではありません。

自身のトレードに応用する場合は、すべてご自身での判断と自己責任でお願いします。

 

消費者物価指数とFOMC前のドル円

今日は夜の21時30分に米国の消費者物価指数、夜中の3時にFOMCがある。

大きな経済指標がある日はポジション決済などで突発的な動きをすることが多いが、今のドル円はどうなっているのか見ていこう。

ドル円は強い抵抗帯の水平線を前にして大きく売られ、短期の移動平均線で反発した状態となっている。

CPIとFOMC前に上の水平線を抜けたり、短期と中期の移動平均線を下抜けする可能性は低いため、デイトレードでの時間軸でエントリーするのはリスクが高い相場である。

1時間足を見ても、短期と中期の移動平均線に挟まれている状態なので、レンジの気配がプンプンしている。

指標前の短期的なポジション決済によって短期移動平均線を上抜けする可能性もあるが、売り圧力が強い価格帯なので上がっても売られるはずだ。

ダウ理論的には下落トレンドと言えるが、中期移動平均線での反発を考えると、しっかりと下抜けしてからショートを狙うのがおすすめである。

 

激しい攻防が続く価格帯

上位足がレンジの気配があるということは、下位足ではすでにその気配がロウソク足に出ていることが多い

ドル円の5分足を見てみよう。

短期と中期移動平均線の上にレートがあるが、上からは下に傾いている長期の移動平均線がある。

ロウソク足を見ても上ヒゲがついたものが多く、売り圧力が強いことがわかるだろう。

移動平均線をどちらかに抜けた場合は、短期的にそちらの方向にレートが動くかもしれないが、現状は方向性がハッキリしていなく、売りと買いの攻防が続いている。

東京時間でブレイクした場合はスキャルピング、欧州までに動かない場合はCPIのことも考え、ノーポジがおすすめだ。

 

ユーロドルとポンドルは上昇トレンドか

ドル円は売り圧力が強い価格帯、指標前でレンジ相場になる気配があるが、一方でユーロドルとポンドルは上昇トレンドとなっている。

基本的にユーロドルとポンドルは似た動きをするため、チャート形状もほとんど同じ状態である。

安値の切り上げと高値の更新が続いており、移動平均線も上抜けして買い圧力が強い相場だ。

だが、1時間足ではポンドルはまだ買い圧力が強いが、ユーロドルは短期移動平均線の下にレートが位置しており、レンジとなりそうな気配がある。

前提として4時間足が上昇トレンドなので、1時間足もそれに続く可能性が高いため、まだ買い圧力が強い相場と考えていいだろう。

仮に中期移動平均線を下抜けした場合は、上昇トレンドが終了するかもしれないため、大きな下げが狙える。

 

4月10日の為替ニュースまとめ

4月10日(水)、チェックしておくべき為替ニュースをまとめておく。

  • 米経済データが底堅く推移し、金融当局者らが緩和観測を押し戻す中、市場では米利下げに対する見方が後退している。
  • 米金融当局と欧州中央銀行(ECB)の緩和ペースに相違が生じ得ることは「欧州と米国の間の相対的なプライシングに極めて大きな影響を及ぼす」とし、「債券市場や為替市場でそれが見られる」と語った。
  • きょうは米CPIを控えポジション調整が中心となる半面、引き続き152円の節目を前に介入警戒感が円を下支えしそうだ。
  • 「通貨当局の対応も含め、152円を突破したらより一層神経質な相場になることが見込まれ、値動きは想像しづらい」と述べた。
  • 植田総裁の発言や国内企業物価指数が弱めの場合、年内利上げへの不透明感が高まるリスクはある。
  • ユーロ圏の銀行は1─3月期に住宅ローン承認基準を2年余りぶりに緩和したが、借り入れコストの上昇と経済の停滞を背景に資金需要は引き続き減少した。
  • ECBは「金利上昇のほか、企業設備投資の減少、家計の消費マインドの低下が融資需要を押し下げた」と説明した。
  • ECBは「引当金と減損による緩やかなマイナス寄与とともに、今後6カ月間に予想されるECBの金利決定に伴う悪影響も、銀行全体の収益に波及する」とした。

 

4月10日の為替相場の経済指標まとめ

4月10日(水)、チェックしておくべき為替相場の経済指標をまとめておく。

時間 指標 重要度
8時50分 日)国内企業物価指数
11時00分 NZ)RBNZ政策金利&声明発表 ★★★
20時00分 米)MBA住宅ローン申請指数
21時30分 米)消費者物価指数
米)消費者物価指数【コア】
★★★★★
21時45分 米)ボウマンFRB理事の発言(投票権あり) ★★
22時45分 加)BOC政策金利&声明発表 ★★★
23時00分 米)卸売在庫【確報値】
23時30分 加)マックレムBOC総裁の記者会見
米)週間原油在庫
★★
25時45分 米)グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言(投票権なし)
26時00分 米)10年債入札 ★★
27時00分 米)財政収支
米)FOMC議事録公表(3月19日・20日開催分)
★★★★★
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