毎日同じことの繰り返しを楽しめる人と嫌気が差す人の違い。

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最終更新日 2025年3月20日

「毎日同じことを繰り返してても楽しめる人と、嫌気が差す人の違いってなに?」

これは昔、親戚の子どもに実際に言われた言葉です。

その時は深く考えることもなく、「性格の問題だと思うよ」と軽く受け流すように答えましたが、後々一人になって思い返してみると、この問いは実はとても大事なことなのではないかと感じました。

社会人の多くは、同じような毎日に嫌気が差しています。

とくに代わり映えのない仕事、いつもと変わらない顔つきをした同僚、週末の休みを目指してただひたすら同じことを繰り返して生きる。

来る日も来る日も目の前の仕事をこなし、稼いだお金はストレスを発散させる娯楽に費やし、疲労とストレスをうまく解消しながら生きる。

こうした、毎日同じことの繰り返しに悩む人はとても多いです。

よくJ-POPの歌詞にも「繰り返す日々は続いていく」と歌われているように、アーティストであれ芸能人であれ一般人であれ、同じような毎日を繰り返しながら生きているのはみんな同じ。

竜崎
しかし、毎日同じことの繰り返しでも、楽しみながら生きている人も少なからず存在します。

では、同じことの繰り返しを楽しめる人と嫌気が差す人の違いはどこにあるのか。

 

同じことの繰り返しを楽しめる人と嫌気が差す人

毎日同じことの繰り返しを楽しめる人と嫌気が差す人の違いは、「性格の問題」というのも一理あります。

性格が楽観的な人は、毎日の出来事一つひとつにポジティブな意味づけをすることで、意味のない時間を楽しく感じる時間に変換することができる。

これは心理学や脳科学的にも納得できることです。

竜崎
繰り返すだけの単調な日々も、ポジティブな人間にかかれば毎日が新鮮で楽しく輝いて見えてきます。

一方、悲観的な性格をしている人は、毎日を無味乾燥したものに感じ、ただ毎日同じことを繰り返すだけの無限地獄に生きているかのように感じる。

繰り返す日々に終わりはない。人生は死ぬまで単調な日々を繰り返す苦痛に満ちたもの。

悲観的な性格は物事にネガティブな意味づけを与えるのです。

 

楽しめる人はポジティブな意味づけをする

人生は考え方次第、捉え方次第とはよく言われますが、その本質は物事への意味づけの仕方にあります。

たとえば、アドラー心理学では、トラウマという現象を明確に否定しています。

トラウマはしょせんは本人の心意気の問題、つまり、過去の体験に対してどのように意味づけをおこなうかに過ぎない。

竜崎
まったく同じ体験をしていたとしても、ポジティブで前向きな人がその体験に与える意味づけと、ネガティブで後ろ向きな人が与える意味づけは違います。

一人ひとりストレスの感じ方が異なるように、物事の意味や解釈の仕方も人それぞれ異なっているのです。

でも、ここで一つ疑問が生まれる。

仮に性格によって毎日を楽しめるかどうかが決まるのだとすれば、その性格を決めているものは何なのか?

人間の性格は生まれつき決まっているのか?

それとも後天的に変えられるものなのか?

悲観的な人が楽観的な人になることはできるのか?

結論から言えば、「YES」です。

心理学者であり神経学者でもあるエレーヌ・フォックスの著書「脳科学は人格を変えられるか?」という本に、この問いに関する答えが書いてあります。

 

楽しめるサニーブレインと嫌気が差すレイニーブレイン

著者は、楽観的な性格をもたらす脳を「サニーブレイン(楽観脳)」と定義し、悲観的な性格をもたらす脳を「レイニーブレイン(悲観脳)」と定義しました。

さらに、脳が物事をポジティブに解釈するか、ネガティブに解釈するかの神経回路には可塑性(変化が残る性質)があり、誰でも努力次第で楽観的な性格になることができるとも述べています。

つまり、日常的な出来事を無理やりにでも楽観的かつポジティブに解釈するクセを脳につけることで、脳の神経回路が悲観的な方向から楽観的な方向へと変化していき、自然と物事をポジティブに解釈できるようになるということ。

悲しいときに無理にでも笑顔を作っていれば、自然と気持ちも前向きになっていくのと同じで、人間の脳は解釈のクセによって変えることができるのです。

人間の脳はいまだに多くの謎に包まれていますが、自分の努力次第で神経回路を変化させることができる。

神経回路が変化することで思考は変わり、それが結果として性格の変化までもたらします。

竜崎
人間は脳がすべてであり、脳の状態によって世界が天国に見えるか地獄に見えるかが決まるといっても過言ではありません。

世界は見る人の数だけ存在し、あなたが見ている世界は友達や恋人が見ている世界とは違います。

現実の世界は、人の脳の解釈の数だけ存在する。ポジティブな世界があればネガティブな世界もある。

つまり、毎日同じことの繰り返しを楽しめる人はサニーブレイン、嫌気が差す人はレイニーブレインになっているということ。

それは一人ひとり見る世界が違うだけで、絶対的な一つの「世界」が存在しているわけではないのです。

 

脳の違いが現実の捉え方を決める

私たちの見ている世界や感じている世界は脳によって決まるという事実から、私が親戚の子どもから言われた「毎日同じことの繰り返しでも楽しめる人と、嫌気が差す人の違いってなに?」に対する正しい答えが見えてきます。

竜崎
この質問に対する正しい答えは、「性格の違い」ではなく「脳の違い」です。

脳の神経回路の違いこそ、同じことの繰り返しを楽しめる人か嫌気が差す人かを決めるのです。

たとえどんな環境に生きていても、状況がどれだけ悪くても、脳がポジティブ思考回路になっていれば、人生に絶望することなく希望を抱きながら生きることができます。

繰り返す毎日に嫌気が差している人でも、少しずつ物事への思考回路をポジティブで前向きなものに変えることで、ポジティブな人間になることができる。

脳がポジティブに慣れることで、自然と性格も前向きに変わっていき、見える世界観も変わっていく。

何があっても前向きで、ポジティブな意味づけができる人間が現代社会の中で生きやすいのは事実です。

でも、ポジティブな人間でなければ楽しく生きられないというわけではありません。

世の中には本当にさまざまな人がいて、ポジティブな人をはじめ、ネガティブで悲観的で人生に絶望している人もいます。

竜崎
ですが、ネガティブな人の中にも、それなりに楽しく毎日生きている人もいます。

同じことの繰り返しのような毎日を楽しむためにポジティブ脳は有利に働きますが、ネガティブ脳だって人生を楽しむことはできるのです。

 

毎日同じことの繰り返しを楽しむには

同じことの繰り返しを楽しめる人と、嫌気が差す人の違いがわかったところで、具体的にはどのように行動を変えていけばいいのか。

さきほど説明したように、脳には可塑性があり、何度も何度も同じ行動をしていれば自然と脳はその行動をとるのに適切な状態へと変化していきます。

日々の生活の中で嫌気が差している人や、同じことの繰り返しを楽しめない人は、とにかく脳の解釈のクセを変えること。

たとえネガティブで後ろ向きな性格が先天的なものだったとしても、自分の行動や解釈次第でポジティブで前向きな人間になることができます。

そうなれば、世界は以前とはまったく違って見えるはずです。

 

同じ一日は存在しない

論理的に考えると、毎日は同じことの繰り返しだとわかっていても、「まったく同じ一日は存在しない」と言えます。

昨日の自分と今日の自分では気分や調子が違うだろうし、気分や調子が違う自分が昨日と同じことをすれば、昨日とは違う結果が得られる。

ほら、「同じ毎日」なんて存在しないでしょう?

竜崎
やっていることは同じでも、結果が違うという意味では同じ日は存在ししません。

ですが、人間は論理的思考が苦手で、物事を感情的に考えてしまう癖があります。

恋愛などはまさに感情論の極みで、論理的に考えば納得できるようなことでも、感情が介入することで物事を複雑化してしまい、うまくいかなくなってしまう。

しかし、何度も言うように、世の中のすべての人が繰り返す毎日に嫌気が差しているわけではありません。

毎日同じ時間に起き、同じルートで通勤し、同じ同僚と一緒に同じ仕事をし、帰宅してからも同じようなことで時間をつぶし、同じような時間に寝る。

こうした、一見ロボットのような毎日を過ごしていても、日々楽しく生きている人も存在するのです。

そうした人は、とにかく目の前のことに没頭している点で共通しています。

 

目の前のことを楽しむ

同じことの繰り返しを楽しめる人は、目の前のことを楽しめる人です。

一方、毎日に嫌気が差している人は、目の前のことよりも将来のことや過去のことを思ったりしています。

実際、毎日同じ仕事をしていたとしても、仕事のひとつひとつの部分がまったく同じなわけではありません。

竜崎
昨日よりうまくできる日もあれば、ミスをして怒られている日もある。そうした小さな変化が毎日の中に刺激をもたらします。

楽しめる人というのは、そうした一日の小さな変化に敏感な人です。ある意味、感受性が豊かといえるかもしれません。

感受性が高ければ高いほど、一見同じことの繰り返しの中にも小さな変化を見つけ、楽しむことができる。

人は過去でも未来でもなく今を生きていて、私たちはとにかく今を一生懸命に生きるしかありません。

楽しむ毎日の積み重ねが脳に変化をもたらし、物事に対する前向きな意味づけにつながっていく。

夜布団の中に入ってあれこれ考えてしまう人は、目の前の今ではなく過去や未来に思考が行ったり来たりしています。

先のことを考えれば誰だって不安になって当たり前ですが、それでは「今日」という日は楽しめません。

同じことの繰り返しを楽しめる人には、他人から見れば同じことの繰り返しのように見えても、その人からは新鮮な一日に見えているのです。

 

時間を忘れて没頭する

脳によって見ている世界や感じる世界が変わると言うと、ネガティブな性格だと人生を楽しめないと思いがちですが、ネガティブだろうと悲観的だろうと、人生を楽しめるかどうかは関係ありません。

実際、ポジティブな人だと思っていた人が、ある日突然落ち込んで自殺してしまうことだってあるのです。

毎日同じことの繰り返しを楽しむために必要なのは、結局のところ自分のやるべきことを淡々とやること。

仕事でも趣味でも遊びでもなんでもいいので、自分で勝手に決めたやるべきことを、毎日淡々とやるだけ。

それだけで人は十分楽しく生きられます。

物事をつまらないと感じるのは、惰性で取り組んでいるからにほかなりません。

何事も真剣に取り組みさえすれば、どんなことも楽しくなってきます。これは「没頭力」ともいえるものです。

ネガティブな性格をしていても、何かに没頭しているときだけはネガティブから逃れることができる。

竜崎
毎日同じことの繰り返しに嫌気が差しているのなら、何でもいいから毎日真剣に取り組めるものを一つ持ってみるか、目の前のことにただただ没頭してみましょう。

そうすれば脳の解釈経路が少しずつ変わっていき、意識せずとも物事にポジティブな意味づけができるようになります。

すべてに前向きな意味づけができるようになれば、二度と毎日同じことの繰り返しだと思うことはなくなるはずです。

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