最終更新日 2025年4月24日
人生の生き方に悩む20代は多い。高校、大学、就職と、世間が「普通」と呼ぶレールを歩んできたのに、なぜか心はモヤモヤ。
理想と現実のギャップに「自分の人生、こんなもんか?」とため息をつく瞬間がある。
親や先生は「道」は教えてくれるが、「生き方」までは教えてくれない。
「はい、レールに乗った!あとは勝手にゴールまで走れよ!」と言わんばかりである。
そんな現代の教育方針では、人生の羅針盤を持たずに大人になった若者が迷うのも無理はない。
毎日同じルーティンを繰り返し、「人生ってこんなもん?」とつぶやく瞬間もあるだろう。
しかし、人生を「こんなもん」で終わらせるか、「充実した冒険」に変えるかは、自分次第である。
そんな現代社会で、人生の迷子から脱出し、自分だけの生き方を見つける方法がある。
目次
自分の価値観をハッキリさせ、優先順位で生きる
価値観は人生のコンパスである
人生の生き方がわからない20代の多くは、自分の価値観を見失っている。
他人の価値観や世間の「常識」に流され、「なんか違うな」と思いながら生きているのだ。
価値観とは、人生で何を大切にするかの核である。
お金、趣味、仕事、家族、自由――人によって異なるこれらをハッキリさせ、優先順位をつけることが第一歩である。
お金を最優先にするなら、ガッツリ稼げるキャリアを追求する。
趣味が生きがいなら、毎日好きなことに没頭できる時間を確保する。
仕事でバリバリ結果を出したいなら、キャリアに全振りする。
価値観と生き方が一致すれば、「人生つまんねえな」というモヤモヤは消える。
まるでパズルのピースがカチッとはまるような感覚である。
価値観の見つけ方:自分に問いかける
価値観を見つけるには、自分にガンガン問いかけるのが有効だ。
「何やってるときが一番楽しい?」「何を失ったら後悔する?」「どんな生活を想像するとワクワクする?」――こんな質問を書き出して考えてみる。
友達と話すのもいいし、カフェでコーヒー片手にぼーっと妄想するのもアリだ。
もし「価値観なんてわかんねえよ!」と思うなら、ちょっと実験してみよう。
SNSで「意識高い系」の投稿を見てみるのだ。
「年収1億円!」とか「世界一周!」とか叫んでる人たちの価値観を覗いて、「自分はこれ欲しい?」と自問する。
意外と「いや、自分は週末にNetflixとピザでいいや」みたいな自分の本音が見えてくるかもしれない。
違和感を感じたら修正する
価値観に従って生きてみて「なんか違うな」と思ったら、修正すればいい。
人生はRPGゲームじゃない。一機消滅でゲームオーバーにはならない。
試行錯誤しながら、自分の「これだ!」を見つけるのだ。
価値観には勝ちも負けも、正解も間違いもない。
あるのは、ただ「自分に合っているかいないか」である。
周りの意見に流されず、しっかり自分の核となる軸を見つけるのが人生を生きる羅針盤になってくれる。
インプットを増やして、視野を広げる
知らない生き方は選べない
人生の生き方がわからないのは、選択肢を知らないからかもしれない。
人は知らない生き方について考えることはできない。
だから、ありとあらゆる情報を頭にぶち込む「インプット増やし作戦」が有効である。
音楽、映画、読書、旅行、新しい趣味――なんでもいい。とにかく経験を増やし、視野を広げるのだ。
たとえば、バックパッカーのブログを読んで「こんな生き方もアリか!」と閃くかもしれない。
YouTubeでミニマリストのルーティン動画を見て、「物を持たない生活、ちょっとやってみたい」と思うかもしれない。
インプットは、頭の中に新しい「生き方のメニュー」を追加する作業である。
インプットのコツ:好奇心を全開にする
インプットのコツは、好奇心をフルスロットルで解放することだ。
「なんかおもしろそう!」と思ったら、即行動。
オンライン講座を受けてみる、
友達の趣味に便乗してみる、
知らない街をぶらっと歩いてみる
失敗しても「ネタになった!」くらいの軽い気持ちで挑もう。
私の場合、20代前半で「なんか人生つまんねえ」と感じたとき、片っ端から本を読んだ。
ビジネス書や哲学書、経済学や生物学、自己啓発から古典まで、とにかくむさぼるように本を読んだ。
すると、ある日突然「自分は知識を蓄え、文章としてまとめるのが好き」と気づき、物書きにハマった。
インプットは、頭の中で情報が化学反応を起こし、意外な発見につながるのだ。
アウトプットで閃きを形にする
インプットしたら、同じくらいアウトプットする時間を確保する。
ブログを書く、友達に話す、SNSで発信する――なんでもいい。
アウトプットは、頭の中のモヤモヤを整理し、閃きを具体化する作業である。
インプットとアウトプットのサイクルを回すことで、生き方のヒントがどんどん明確になる。
旅行記をSNSに投稿してみたら、「文章書くの楽しい!」と気づくかもしれない。
誰かと人生について語り合ったら、「自分、実は教育に関わりたいのかも」と閃くかもしれない。
インプットとアウトプットは、人生の迷子を抜け出すための最強のエンジンである。
他人の生き方を真似して、自分の価値観を浮き彫りにする
真似することは学びの宝庫である
「自分の価値観に従え!」と言いつつ、実は他人の生き方を真似するのもおすすめである。
一見、矛盾しているように感じるが、憧れの人の生き方をガッツリ真似してみると、自分の価値観との「ズレ」に気づける。
このズレが、逆に自分の本当の価値観をハッキリさせてくれるのだ。
たとえば、インスタでキラキラした起業家の生活を真似してみる。
朝5時に起きて瞑想、プロテイン飲んでジム、昼はミーティング、夜は情報収集の飲み会に参加ー――なんて生活を1週間やってみる。
で、こう思うかもしれない。「うわ、めっちゃ疲れた。夜は家でゲームしたいだけだわ」。
この「違和感」が、自分の価値観を教えてくれるのだ。
真似する相手の選び方
真似する相手は、「こんな生き方できたらカッコいいな」と思える人を選ぶ。
YouTuber、作家、会社員、旅人――誰でもいい。
SNSやブログでその人のライフスタイルをリサーチし、できる範囲で真似してみるのだ。
ミニマリストに憧れるなら、部屋の物を半分捨ててみる。
フリーランスに憧れるなら、週末だけ副業を始めてみる。
いきなりガッツリ生活を変えちゃいけない。
小さく始めて、違和感をチェックするのである。
合わない生き方を排除する
他人の生き方を真似すると、必ずどこかで「これは自分じゃねえな」と思う瞬間が来る。
この「合わない感」がなによりも重要である。
人生の生き方を見つけるには、合うものを探すより、合わないものを排除していくほうが早い。
つまり、引き算的な思考である。
服屋で試着しまくって「この色はダサいな」と捨てていくようなもので、残ったものが、自分の価値観にピッタリの生き方である。
現代の20代が生きづらい理由
学校は「生き方」を教えてくれない
現代の教育は、ぶっちゃけ実生活に役立つスキルが少ない。
数学や歴史は大事かもしれないけど、「どうやって幸せに生きるか」は誰も教えてくれない。
高校から大学、就職まで、まるでベルトコンベアに乗せられて「はい、安定コースおめでとう!」と放り出される。
でも、安定しただけじゃ心は満たされない。
そこから先の「生き方」は、自分で探すしかないのだ。
生きづらさの正体
現代は選択肢が多すぎるのも生きづらさの原因である。
SNSを見れば、キラキラした生活を送る人が山ほどいる。
「あんな風になりたい」と思う一方、「自分はダメだ」と落ち込む。
情報過多の時代だからこそ、自分の価値観をハッキリさせ、ノイズをシャットアウトする必要がある。
じゃないと、永遠に「隣の芝生は青い」ループにハマってしまう。
自分だけの生き方を見つけるために
焦らず、試行錯誤を楽しむ
人生の生き方がわからないのは、悪いことじゃない。
20代なんて、迷ってナンボの時期である。
焦らず、いろんな生き方を試してみよう。
価値観を掘り下げ、インプットを爆増やし、他人の生き方を真似してみる。
この3つの方法をグルグル回しながら、自分だけの「これだ!」を見つけるのだ。
最終的に決めるのは自分
「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」という言葉がある。
どんなに良いアドバイスをもらっても、最後に生き方を選ぶのは自分という意味のことわざである。
この記事は、あくまで「水辺」まで案内する地図でしかない。
そこから先は、自分でジャンプして水を水を飲む番である。
人生は長い、気楽にいこう
人生はマラソンだ。20代でゴールする必要はない。
迷いながら、笑いながら、たまにはコケながら進む。それでいいのだ。
人生のおもしろいところは、ゴールではなく道のりにある。
自分だけの生き方を見つけて、後悔のない生き方をしていこう。
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