最終更新日 2025年3月13日
世の中には「逆張りオタク」という言葉があります。
どういう意味かと言うと、世間で流行っているものに興味を示さず、一般的な意見とは真逆な意見を持っている人のことを逆張りオタクという。
つまり、簡単に言うと天邪鬼のことです。

自分がその他大勢の中の一人なのではなく、何か特別なものを持っている存在でありたいと思い、周りとは違う考えをあえて持とうとする人も少なくありません。
周りの意見に共感しているだけでは自分もその他大勢の一人にしかならない。
でも、周りの意見とは真逆の意見を持てば、良くも悪くもほかの人から注目され、特別な存在になれる。
少しでも周りよりも目立つために、特別な存在になるために一般的な意見に逆張りする。
もちろん、逆張りオタクのすべてがそういう意図を持っているわけではありません。
どちらかと言うと、自分でも気づかないうちに、逆張りオタクのような性格になっているケースも多いです。
さらに、「別に特別になりたいなんて思ってない」と言う人でも、周りと違う変わった人と思われたいといった欲求を持っていることもあります。
逆張りオタクは嫌われがち
逆張りオタクが周りから嫌われがちなのは、「周りと違う意見を持っている自分かっこいい」といった雰囲気があるからです。
世間で大ヒットしているアニメに対して、「いや、あれそこまでおもしろくないよね」「〇〇のシーンおかしいよね」「もっとこういう展開にすればよかったのに」と、評論家のような意見を偉そうにベラベラと述べる。
デートで映画を見に行った後、彼氏がそんなことを言っていたら蛙化する確率は100%です。
人は他人とは違う特別な存在になりたいという欲求を持っていると言いましたが、それと同時に人は他人と同じでありたいという相反する欲求も持っています。
周りと同じ意見を持っていれば波風を立てることなく、社会の中でもうまく共感でき、学校で仲間外れにされることもないし、職場の同僚からめんどくさい奴と思われずにすみ、友達とも共感を通じて仲良くやっていけます。

つまり、自分の意見ではなく周りや他人の意見に流されているということ。
もちろん、自分の本心と他人の意見が同じなら問題ありません。
ダメなのは周りに馴染むため、周りとうまく付き合っていくために自分の意見を殺し、周りと同じであり続けることです。
2種類の逆張りオタク
逆張りオタクの中にも、特別な存在になりたいだけの逆張りオタクと、ありのままの逆張りオタクの2種類があります。
特別な存在になりたいだけの逆張りオタクに関しては、ただナルシシズムに酔っているだけのめんどうくさい奴なので放っておくとして、ありのままの逆張りオタクに関しては、咎めるものでも何でもありません。
ありのままの逆張りオタクというのは、世間や周りは一切関係なく、素の自分の本心が周りの意見とは違う人のこと。
少数派ではありますが、そういう人たちが少なからず存在します。
世間の一般的な常識に対して疑問を投げかけたり、99人がイエスという状況でも自分一人だけがノーだと本気で信じている人。
とはいっても、1+1=2というようなことに対して、「いや、1+1=3だろ」というのは逆張りオタクでも何でもなく、ただのアホです。

よく投資の世界では、逆張りオタクの人が大勝ちしていることが多いです。
ある株が上がると思っていて、実際に上がってから買うのではすでに遅く、株が上がる前に、周りが「あんな株上がらない」と思っているときに買わなければ意味がありません。
だからこそ、逆張りオタクが大勝ちできます。
逆張りオタクには覚悟が必要
一般的な意見に逆張りするときには、それなりの根拠が必要です。
何もかも逆張りすればいいというわけではなく、しっかりとした自分なりの根拠を持った上で、世間一般とは違う意見を持つ。
意見が的外れであるなら、周りからは変な奴だと思われたり、お金の面で損をしたりします。

そのときこそ、逆張りオタクの真骨頂であり、逆張りオタクは自分の考えや感覚が正しかったことに対する利益を手にできます。
その利益はお金の場合もあるし、地位や名声かもしれません。
多数の人が気づいていないことにいち早く気づき、逆張りの意見を持つことは、多くの利益を手にするためには不可欠なこと。
一般的になってからじゃ遅く、周りが気づきはじめたときにも遅い。自分の知識と経験を通じて、世間一般的な意見とは違う意見を持つ勇気を持つ。
逆張りオタクにも覚悟が必要なのです。
世間では周りと違う意見を持っていたり、周りの意見に対して反論をすると「すぐ否定するのは良くない」という声が飛んできます。
でもそれは否定しているわけではなく、ただ自分の意見を言っているだけです。

現代はとくに被害者意識が強い人が多く、何か反論されると自分を守るために何でもかんでもすぐ否定されたと思い込みたがる人たちばかり。
逆張りオタクにとっては、そうした界隈は生きづらい世界です。
逆張りオタクは自分らしく生きている証
実際、私もそれなりに天邪鬼な考えを持っているタイプで、周りが言うことに対して逆な意見を持っていることが多いです。
流行りものに飛びつくのではなく、その流行りものが本当に良いものなのかを自分の頭で考え、自分にとって必要ないと思えばまったく興味を示さない。
「〇〇は〇〇だよね」と言われても、それが本当に正しいのかを自分で考え、意見が違えば「いや、そうじゃないと思う」とハッキリ言う。
周りからするとめんどうくさい奴、共感性に乏しい奴、すましていていけ好かない奴みたいに思われているかもしれませんが、大多数の意見が自分の正しい意見になるわけではありません。
逆張りだのなんだのと言われても、自分の意見とは違うものは違うのです。

逆張りオタクという言葉にはネガティブなイメージがあるようですが、ナルシシズム的な逆張りオタクでなければ、世間とは真逆の意見を持つのは、自分の人生を生きている証です。
自分なりの根拠で、自分なりの意見を持つことは、情報に溢れた現代社会中で生きるために必要なことなのだと思います。