【2024年4月30日】ドル円・ユーロドル・ポンドルのFXチャート分析。

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最終更新日 2024年4月30日

2024年4月30日のFXチャート分析をしていく。

当記事は、FXチャート分析および、日々のトレード結果について解説しているものです。

決して売買タイミングを指示、または推奨するものではありません。

自身のトレードに応用する場合は、すべてご自身での判断と自己責任でお願いします。

 

4月30日ドル円のFXチャート分析

昨日、日本はゴールデンウイークで祝日だったが、ついに日銀の為替介入があった。

正確にはまだ公表されていないので為替介入かどうかはわからないのだが、一時5円以上の急落となったため、おそらく為替介入だろう。

以下は5分足のチャートである。

午前10時30分頃に約1.5円の上昇で一時160円台になったものの、13時頃に一気に下落、欧州市場がオープンするときには154円半ばあたりまで下落している。

4時間足と1時間足を見ても、これまでにない大幅な下落であることがわかるだろう。

だが、過去の為替介入を見てもわかるように、たとえ為替介入で無理やり円高にしたとしても、その効果は長くは続かない。

以下は、2022年の9月22日におこなわれた為替介入で約5年の下落となったが、1週間もしないうちに7~8割戻っているのがわかる。

2回目の為替介入は2022年10月21日で、こちらも約5円の下落。

3回目は土日を挟んだ3日後の月曜日、2022年10月24日に約4円の下落だ。

しかし、レートはすぐに半分近く戻しているのがわかるだろう。

つまり、為替介入をおこなったとしても、根本的な問題は解決していないため、結局レートは元の値に戻ってしまうのである。

今のドル高円安の相場は、米国の金利が上がっていることと、日本が利上げできずに金利が低いことが大きな要因だ。

この2つの問題に変化が起きない限りは、たとえ為替介入して一時的に下落したとしても、すぐに元のレートへと戻ってしまうだろう。

テクニカルのチャート分析的には、今のドル円に手を出すのはリスクが高いのでおすすめできない。

為替介入への警戒でロングがしづらく、急落してもすぐに買われる相場となっているため、トレードの難易度が高い。

5分足では短期・中期・長期の移動平均線が収束しているので大きく動きそうなチャート形状だが、どうなるだろうか。

 

4月30日ユーロドルのFXチャート分析

次に、ユーロドルのFXチャート分析をしていく。

まずは4時間足から。

ユーロドルの4時間足は短期と中期の移動平均線に挟まれている状態で、レンジ相場となっている。

前提は上昇トレンドではあるが、中期移動平均線にタッチしたあたりで買い圧力が入りづらくなり、上に抜けられないチャートである。

だが、売られても安値の更新まではなっていないため、まだ上昇圧力のほうが強い相場と言えるだろう。

1時間足を見ても、短期と中期移動平均線の上にレートがあるため、近いうちに上へ一気に抜けそうな雰囲気がある。

だが、4時間足の中期移動平均線をしっかり抜けるまでは、ロングはリスクが高いだろう。

理想は4時間足の中期移動平均線を抜け、押しをつけてから高値越えでエントリーだが、スキャルピングであれば短く取れるポイントもあるかもしれない。

5分足では短期・中期・長期の移動平均線が収束している。

チャート形状的には下には抵抗帯となりそうなものが何もないため、下に抜けると大きく下げそうな雰囲気がある。

スキャルピングを狙う場合も、長期移動平均線の下に抜けてからにするのがいいだろう。

 

4月30日ポンドルのFXチャート分析

最後は、ポンドルのFXチャート分析をしていく。

ポンドルの4時間足は以下のようになっている。

チャート形状的にはユーロドルと似ているが、ポンドルの4時間足は中期移動平均線を上抜けしているため、買い圧力のほうが強いチャートとなっている。

下からは短期移動平均線が上に傾いた状態で追いついてきているので、現状は売られても買われるチャートである。

1時間足も明確な上昇トレンドとなっており、下げても押し目ポイントだと判断され、売りよりも強い圧力で買われる可能性が高いだろう。

理想は東京時間で押し目の下落をし、欧州時間で上に抜けるパターンだがどうなるだろうか。

5分足は下に下げそうな雰囲気ではあるが、下からは長期の移動平均線が迫っているので、すんなりと下落することは考えづらい。

仮に下落して長期移動平均線を下抜けした場合は、トレンド転換の可能性もあるため、押し目買いはリスクが高くなるだろう。

 

4月30日の為替ニュースまとめ

4月30日(火)、チェックしておくべき為替ニュースをまとめておく。

  • 日本が祝日だった29日に一時1990年以来となる160円台まで急落した後に急反発し、日本の通貨当局による円買い介入観測が広がった。
  • 財務省の神田真人財務官は30日午前、介入の有無についてコメントを避けた上で「過度な変動が投機で発生すると国民生活に悪影響」だと指摘。
  • 今回介入が実施されていたとしても円の戻り売り圧力が強く、「2022年当時も結局3回くらい断続的に介入が入っており、今後も何回か行われるリスクはある」と語った。
  • 「介入を当てにした取引もできるが、かなりリスキーな領域にある」とし、「現在のように金利差が不利に働いている場合、円ロングは高くつくということだ」と語った。
  • 「円を保有したくなる瞬間が来るのは確かだが、そのタイミングは選ぶことになり、そうした政策が実施されるタイミングを選ぶ必要がある」
  • 「まるで日本の通貨当局が米国の景気減速と利下げを期待し、祈っているようなものだ。日本の政策行動ではなく米国の政策行動のおかげで金利差が縮小するのであれば、事実上、日本の通貨当局への圧力は緩和される」と論じた。
  • 日本の巨額の政府債務を背景に円相場の下支え努力が少なくとも当面は失敗に終わる可能性が高いとの見解を示した。
  • 「これは実のところ債務、日本を非常に厳しい状況に追い込みつつある過剰な債務に関わる問題だ」と指摘した。
  • 地政学的緊張がインフレ率の上振れリスクになっているとの見方を示した。
  • 「中東の緊張がさらに高まれば、貿易の大きな混乱や石油供給の障害により、短期的にはエネルギー価格と輸送費が上昇し、世界貿易に混乱が生じる可能性がある」と述べた。

 

4月30日の為替相場の経済指標まとめ

4月30日(火)、チェックしておくべき為替相場の経済指標をまとめておく。

時間 指標 重要度
10時00分 NZ)ANZ企業景況感 ★★
10時30分 豪)小売売上高
豪)民間部門信用
中)製造業PMI
中)非製造業PMI
★★
10時45分 中)財新製造業PMI ★★
15時45分 仏)消費者物価指数【速報値】
仏)生産者物価指数
★★
16時55分 独)失業率
独)失業者数
★★
17時00分 独)第1四半期GDP【速報値】 ★★
18時00分 欧)消費者物価指数【速報値】
欧)消費者物価指数【速報値】【コア】
欧)第1四半期GDP【速報値】
★★★
21時30分 米)第1四半期雇用コスト指数 ★★
22時00分 米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数
米)住宅価格指数
★★
22時45分 米)シカゴ購買部協会景気指数 ★★
23時00分 米)消費者信頼感指数 ★★★
米国株引け後 米)アマゾン・ドットコム決算 ★★★★
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